専攻の設置理念

電気工学専攻の理念

電磁界理論、電気回路網理論、およびシステム理論など、電気に関する基礎理論を通した真理の探究、ならびにその学理に基づく社会基盤の調和的発展と工学的諸問題の解決を目的とした教育と研究を行う。応用分野としては、電気エネルギーの発生・伝送・変換と有効利用、超伝導現象の各種応用、大規模シミュレーションなどの計算工学、計測・自動制御、マンマシン・システム、生体システム、医療工学などを対象とする。

電子工学専攻の理念

電子・量子論的観点に立脚して、自然環境と調和のある人間社会の持続的発展の根幹となるハードウエアを構築するために必要な学理と応用技術に関する教育と研究を行う。それによって、エレクトロニクスの深化ならびに異分野との学際的な融合をはかり、エネルギー、通信、情報システムなどの分野における基盤技術の構築と人材の育成を行う。具体的には、超伝導体、半導体、有機分子などの各種電子材料の物性を電子や光子などの量子論を基礎として解明し、原子・分子レベルやナノスケールでの人工的構造を利用した新機能材料やデバイスの創製ならびにそれらの集積化と、イオンやプラズマを利用した新しいプロセス技術の開発をするための研究・教育を推進する。